【2026年版】保育園の節分、いま何が変わっている?

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【2026年版】保育園の節分、いま何が変わっている?

はじめに|節分は「楽しい行事」から「問われる行事」へ

2月の保育現場における大きな行事といえば「節分」です。
「鬼は外、福は内」という掛け声とともに豆をまく光景は、日本の冬を象徴する伝統行事として、長く親しまれてきました。

しかし今、この節分のあり方が大きな転換点を迎えています。

近年、SNSやニュースサイトでは
「節分がきっかけで登園しぶりになった」
「鬼の存在がトラウマになってしまった」
といった保護者の声が、相次いで取り上げられるようになりました。

こうした背景を受け、2026年現在の保育現場では、
「伝統を守ること」だけでは不十分
「子どもの心理的安全性に配慮した行事設計」
が、これまで以上に求められています。

単に昔ながらの形を踏襲するのではなく、
子どもの心に寄り添った「配慮型の節分」へアップデートする動きが、全国の保育園で急速に広がっているのです。

では、なぜ今、節分がここまで注目されているのか。
そして現在の保育園では、節分行事はどのように変化しているのか。

ここからは、2026年の保育現場を読み解く3つのTopicで整理していきます!

1⃣ なぜ今、節分が問題視されるのか?

― キーワードは「心理的安全性」 ―

少し前まで、節分は
「泣いても行事は行事」
「怖いのも成長のうち」
そんな空気が当たり前でした。

ところが最近、節分はニュースになる行事に変わっています。

SNSやニュースサイトでは、
「節分の鬼が怖すぎて登園できなくなった」
「何年経っても鬼の記憶が消えない」
といった声が、実際に取り上げられるようになりました。

なぜ、ここまで注目されるようになったのでしょうか。

理由のひとつが、
子どもの“心の安全”が社会全体で重視されるようになったことです。

今の保育では、
ケガをさせない、事故を起こさないといった
「身体的な安全」だけでなく、
子どもが安心して過ごせているかどうか=心理的安全性(エモーショナル・セーフティ)が強く意識されています。

その視点で見ると、従来の節分には課題も見えてきました。
・突然現れる鬼による強い恐怖体験
・夜泣きや登園しぶりにつながるケース
・発達特性のある子にとっての過度な刺激
・「言うことを聞かないと鬼が来るよ」という脅し型の関わり

これらは、その場では子どもを動かせたとしても、恐怖で行動をコントロールしている状態とも言えます。

Yahoo!ニュースの専門家コラムでも、
「鬼を使ったしつけ」
「怖がらせることを前提にした行事」
への疑問が、繰り返し指摘されています。

つまり今、節分は「泣くのも含めて経験だからOK」では済まされなくなってきているのです。

節分そのものが悪いわけではありません。
ただ、子どもの心にどんな影響を残すのかそこまで考える時代に入った、ということ。

だからこそ、節分は今、「当たり前にやる行事」から「どうやってやるかが問われる行事」へと変わってきているのです。

2⃣「節分、怖すぎ問題」がニュースになる時代に

― 保育園の節分はいま、どう変わってきている? ―

少し前まで、節分は「泣く子がいて当たり前」「鬼が怖いのも経験のうち」そんな空気が当たり前でした。

ところが近年、
「節分が原因で登園しぶりになった」
「鬼がトラウマになった」
といった声が、SNSだけでなくニュースでも取り上げられるようになっています。

実際、2025〜2026年にかけては、
節分行事をめぐる是非が Yahoo!ニュースの専門家コラム でもたびたび話題になりました。
もはや節分は、「園の中だけの行事」ではなく、社会全体から見られるテーマになってきているのです。

こうした流れを受け、保育園の節分は確実に変わってきています。

最近増えているのは、こんなスタイルです。
●鬼は“怖がらせる存在”ではなく、気持ちを表すキャラクター
 →「おこりんぼ鬼」「いやいや鬼」など
●豆を投げて追い払うより
 →「どうしたら仲良くできるかな?」と考える流れ
●怖い子は無理に参加しなくてOK
 → 見学・別活動も選択できる

また、誤飲事故への配慮から、
本物の豆を使わず、新聞紙ボールや製作物で代替する園も増えています。
これはPR TIMESなどの調査でも紹介されている、家庭・園の共通トレンドです。

いまの節分は、「とにかく盛り上げる行事」から「子どもの気持ちを守りながら季節を感じる行事」へと、静かにアップデートされています。

3⃣ 節分で見える、いまどき保育士さんのすごさ

節分がここまで注目されるようになった背景には、
保育士さんに求められる役割が、年々難しくなっているという現実もあります。

ひと昔前なら、「元気に豆まきができました!」で終わっていた行事も、今は違います。

・泣いている子はいなかったか
・無理をして参加していなかったか
・発達特性のある子への配慮は十分だったか
・保護者にどう説明するか

行事ひとつでも、これだけ多くの視点を同時に持つことが求められます。

さらに最近は、
「なぜ鬼を出さないんですか?」
「今年の節分はどんな方針ですか?」
と、保護者から理由を聞かれる場面も増えています。

そのときに必要なのは、「なんとなく」ではなく、ちゃんと説明できる言葉です。

・子どもの心理的安全性を大切にしていること
・安全面・発達面を考えた行事であること
・園としての考え方

これを伝える力も、いまや保育士さんの大切な専門性のひとつです。
節分は、ただの季節行事ではなく、「今の保育観」や「園の姿勢」が見える行事。

だからこそ、保育士さんの悩みも工夫も、ここにぎゅっと詰まっているのかもしれません。

さいごに|節分は、保育の“価値観”が見える行事になった

節分をめぐる議論が増えている今、
「やる・やらない」
「鬼を出す・出さない」
その二択が問題なのではありません。

本当に大切なのは、その行事が、子どもにとって安心できる体験になっているかどうか。

行事ひとつでも、子どもの気持ち、発達、家庭の価値観、社会の目。
保育士さんが考えることは、年々増えています。
「そこまで考えなきゃいけないの?」そう感じる日があっても、無理はありません。

でも、「どうしたらいいかな」と立ち止まって考える時間そのものが、
すでに保育の質を高めています。

節分は今、ただの季節行事ではなく、
その園らしさや、保育士さん一人ひとりの関わりが映し出される行事。

怖がる子がいてもいい。
参加できない子がいてもいい。
大切なのは、
その子なりの安心が守られているかどうかです。

いくみんでは、こうした 現場で迷いやすい時事トピック や、「これ、どう考えたらいいんだろう?」というテーマを、できるだけ分かりやすく整理して発信しています。

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そして、その中心にいるのは、いつも現場に立っている保育士さんです。

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本記事は、以下の公開情報・専門家による解説・調査資料をもとに構成しています。

・Yahoo!ニュース エキスパート
 「節分の“鬼”は本当に必要? 子どもの心への影響と、いま保育現場で起きている変化」
 (保育・子育て分野の専門家による解説記事) https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/dbf160ddcb222165157f54a8f45d3a13e968c9fb

・PR TIMES(プレスリリース)
 「節分・豆まきに関する意識調査」
 ― 誤飲事故への配慮や、家庭・園での節分の変化について ―
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000195.000039058.html

・Yahoo!ニュース エキスパート
 「“怖い体験”は本当に悪いのか? 保育行事と子どもの心理的安全性」
 (園での実践事例・保護者への説明の考え方を含む解説)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/330068e0aec6b01b767cb418c46b69db965a1d15