フリーランス保育士のリアル|副業・スポット保育って実際どう?

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フリーランス保育士のリアル|副業・スポット保育って実際どう?

副業・スポット保育って実際どう?自由な働き方の実態と始め方

はじめに

「もっと自由に、自分らしく働きたい」
そう感じる保育士さんが、いま全国で急増しています。

背景には、慢性的な人手不足と、働き方改革の流れ。
保育業界では求人倍率が3倍を超える状態が続き、保育士側が「働く時間・場所・頻度」を選べる時代に突入しています。

そんな中で注目されているのが、「フリーランス保育士」や「スポット保育士」と呼ばれる新しい働き方。
週1日だけ、午前中だけなど、“スポット的”に働く副業・単発保育のスタイルです。

今回はフリーランス保育士の働き方のリアルや始め方、
メリット・デメリットについて解説していきます。

1⃣ フリーランス保育士とは?業務委託・スポット保育の仕組み

フリーランス保育士とは、園や企業と直接「業務委託」や「単発契約」を結び、時間や回数を選んで働く保育士のこと。

特徴的なのは、雇用契約ではなく「個人事業主」として働く点です。
スポット的な勤務が中心で、勤務先も毎回異なることが多いため、“保育界のフリーランス”といわれています。

具体的には、以下のような働き方が可能です。

・平日だけでなく、土日祝のみの勤務
・朝だけ・夕方だけの短時間勤務
・子育て中のママが、週2日だけ出勤
・Wワークで、本業後に夜間保育を担当

このように、「自分のライフスタイルに合わせて働く」ことができるのが、
フリーランス保育士の最大の魅力です。

2⃣ 実際のメリット・デメリットを経験者の声で解説

✅ メリット
まず、最も多く聞かれるのが「人間関係のストレスが減った」という声。
フルタイム勤務では職員間の関係が密接になりすぎてしまうこともありますが、
スポット勤務なら、「人間関係にしばられず【保育に集中できる】」という方も多いです。

また、時間にゆとりができたという実感もよく聞きます。
例えば、「午前中3時間だけ働いて、午後は趣味や勉強の時間に使っている」という20代保育士の声も。

さらに、複数の園や環境で働くことで、自分の保育スキルを客観的に見直せるという利点もあります。「保育観の幅が広がった」と感じる方も少なくありません。

⚠️ デメリット
一方で、「収入が安定しない」という不安は避けて通れません。
スポット勤務の多くは時給制で、勤務数や時間によって収入が変動します。

また、社会保険や傷病手当金、有給休暇などの福利厚生が受けられない点も大きな違いです。
保険や確定申告を自分で手続きする必要があるため、事務処理が苦手な方にはややハードルに感じられるかもしれません。

3⃣ フリーランス保育士になるには?|始め方と準備

「始めてみたいけど、どうやってなるの?」という方も多いと思います。
実際のステップは、次のような流れです。

① 登録サイトやマッチングサービスに登録する
最近では、保育士向けのスポット求人サービスが増えており、
スマホやLINEで手軽に案件が確認できます。
初回は「見学のみOK」の案件もあるため、まずは体験してみるのもおすすめです。

② プロフィールを整える
保育士証の提示はもちろん、「どんな働き方をしたいか」「得意な保育」など、
自分のスキルや希望を明確にするとマッチング率が上がります。

③ 必要な準備を整える
収入が一定を超える場合は、個人事業主としての開業届や確定申告が必要です。
また、念のために損害賠償保険(年間1万円前後)に加入しておくと安心です。

最後に|“選べる働き方”が当たり前の時代へ

フリーランス保育士は、単なる“働き方の多様化”ではなく、
「自分のライフステージに合わせて、保育という仕事を続ける方法」でもあります。

子育て中のママ保育士、Wワーク希望の若手保育士、ブランク明けで自信を取り戻したい方……
どんな方にとっても、「保育士としての自分を取り戻す」一歩になり得るのです。

大切なのは、無理のないペースで始めること。
まずは週1回、3時間の勤務からスタートしてみませんか?