履歴書は、保育士としての第一印象を決める大切な書類です。
基本的なマナーを守って丁寧に作成することで、採用担当者に好印象を与えることができます。
ここでは、履歴書を記入する際の基本ルールについて解説します。

現在では手書きとPC作成、どちらでもOKとする園が増えていますが、園によっては手書きが求められる場合もあります。応募先の方針を確認してから選びましょう。

＜手書きのメリット・デメリット＞
・メリット：丁寧に書かれた履歴書は「誠意」や「熱意」を伝えやすい
・デメリット：書き間違えたときに修正できず、時間がかかる

＜ PC作成のメリット・デメリット＞
・ メリット：修正が簡単で、きれいに仕上がる
・ デメリット：定型的な印象になりがちで、個性が出しにくい

「どちらが良いか迷う」場合は、応募先の雰囲気に合わせるのがベストです。
園のホームページや募集要項を確認し、園の方針に合った形式を選びましょう。

また、履歴書を書く前に、以下の情報をまとめておくとスムーズに作成できます。

＜ 事前に準備しておく情報リスト＞
・ 学歴・職歴（卒業・入社・退職年月を正確に確認）
・ 取得している資格と取得年月
・ 志望動機（応募先に合わせた内容にする）
・ 自己PR（自分の強みや経験を整理）
・ 証明写真の準備（清潔感のある写真を撮影）

履歴書を記入する前に、一度メモに書き出して整理すると、スムーズに進められます！

① 誤字・脱字を防ぎ、丁寧に書く
履歴書は、自分の想いや経験を伝える大切な書類です。
誤字・脱字があると、注意不足や雑な印象を与えてしまいます。

✅ ポイント
・黒のボールペンまたは万年筆を使用し、丁寧な字で書く
・書き終えたら必ず見直し、間違いがないか確認する

② 記入日は提出日または持参日を記載
履歴書には、作成日を記入する欄があります。日付が古いと「以前から準備していたものをそのまま使っているのでは？」と思われる可能性も。最新の日付を記入しましょう。

✅ ポイント
・郵送の場合：投函日を記入
・持参の場合：面接当日の日付を記入

③ 空欄をできるだけ作らない
空欄が多いと「やる気がないのでは？」と思われてしまうことも。特に「志望動機」や「自己PR」などの欄は、できるだけ埋めるようにしましょう。

✅ ポイント
・「特にありません」ではなく、少しでもアピールできることを書く
・どうしても記入できない項目は「なし」と明記

④ 証明写真は清潔感のあるものを選ぶ
履歴書の証明写真は、採用担当者があなたの第一印象を判断する大切な要素です。保育士にふさわしい清潔感のある写真を選びましょう。

✅ ポイント
・3ヶ月以内に撮影したものを使用する
・服装：白や淡い色のシャツ＋ジャケットがおすすめ
・髪型：顔がしっかり見えるように整える
・表情：優しい笑顔を意識する

⑤ 退職理由・志望動機はポジティブに書く
退職理由や志望動機をネガティブに書いてしまうと、マイナスな印象を与えてしまいます。前向きな表現を心がけましょう。

✅ ポイント
・退職理由は「キャリアアップのため」「新しい環境で経験を積みたい」など前向きな表現に
・志望動機は「園の理念に共感」「○○の教育方針に魅力を感じた」など、具体的な理由を入れる

⑥ 連絡先は正しく記入し、日中つながる番号を記載
連絡先の記入ミスがあると、面接の日程調整などで採用担当者とスムーズにやり取りできなくなります。電話番号やメールアドレスは正確に記入しましょう。

✅ ポイント
・携帯番号を記載し、日中つながりやすい状態にしておく
・メールアドレスは、ビジネス向けのシンプルなものを使用する（例：〇〇@gmail.com）
・園からの連絡を見逃さないように、迷惑メール設定を確認する

⑦ 修正液や修正テープは使わない
履歴書に間違いがあった場合、修正液や修正テープでの訂正はNGです。書き間違えた場合は、新しい履歴書に書き直しましょう。

✅ ポイント
・1枚書き終えたらコピーを取り、見直してから清書する
・どうしても直したい場合は、二重線＋訂正印を使用（ただし、できるだけ避ける）

⑧ 封筒のマナーも忘れずに！
履歴書を郵送する場合や持参する場合は、封筒のマナーも意識しましょう。細かい部分まで丁寧に対応することで、好印象につながります。

✅ ポイント
・封筒の種類：白のA4またはB5サイズの封筒（角形）を使用
・宛名：正式な園名・担当者名を記入
・同封書類：履歴書・職務経歴書・資格証のコピーなどを揃える

履歴書は、保育士としての「あなたの第一印象」を決める重要な書類です。
基本ルールを守り、丁寧に作成することで、採用担当者に誠実で好印象を与えることができます。

＜ポイントをおさらい！＞
☑ 誤字・脱字をなくし、丁寧に記入する
☑ 記入日は最新の日付を記入する
☑ 空欄を作らず、しっかりアピールする
☑ 証明写真は清潔感のあるものを選ぶ
☑ 退職理由・志望動機はポジティブに書く
☑ 連絡先を正確に記入し、すぐに連絡が取れるようにする
☑ 修正液や修正テープを使わず、書き直す
☑ 封筒のマナーも意識する

採用担当者に「ぜひ会ってみたい！」と思ってもらえる履歴書を作成しましょう！